自然農法・有機農法を知っていますか？

自然農法とは何？・・・

自然農法とは、農薬や人糞肥料・化学肥料を一切使用せずに、枯草や藁などで堆肥を作って畑に還元し、自然界の土壌と同じ生命力溢れる土を作り出し、自然の仕組みを上手に再現した農産物生産方法です。

「不耕起・無農薬・無肥料・無除草」が基本です。

そのため、手間がかからず楽ですが、作物の生育に影響があるときは、除草作業をします。

　スーパーマーケットなどに行くと、有機農法で育てられた野菜を目にすることもあります。でも、有機農法で育てられた野菜とはどういうものでしょうか。

　有機農法とは、科学的に合成された肥料と農薬を使用しない代わりに、天然の有機物を用いた肥料である有機資材を使った農法です。自然農法と違うところは、土を耕したり、除草作業、肥料をやったり、水やりをするところです。肥料を使うので、育ちも良いです。

では、有機肥料とはどのようなものでしょうか。

有機肥料とは、油粕、魚粉、鶏糞など植物性または動物性の有機物（炭酸そのものを除く炭素を含む化合物）を原料にした肥料のことです。

油粕―大豆や菜種などから油を搾った後に残る、搾りかすのこと。

鶏糞―養鶏所から出る鶏の糞を乾燥・発酵させた物です。

魚粉―イワシなどの魚を煮て水分と油分を取り除き、乾燥させた後に粉砕したものです。

骨粉―豚や鶏などの骨を乾燥させた後、細かく砕いた物です。

米ぬか―玄米を精米する際に出る粉です。

草木灰―落ち葉や枯草などの草木を燃やしてできるのが草木灰です。

これに対して、鉱物などの無機物を原料として、科学的方法により製造された肥料を化学肥料といいます。